Herb column

ハーブコラム

『ジメジメ季節にスギナという選択肢』 2021年5月24日(月)

スギナ

そろそろ梅雨入りしそうですね。
ジメジメした日は気分が下がりますが、身体の調子も悪くする人達がたくさんいます。
頭痛がする、胃腸の調子が悪い、関節が痛い、痺れるなどは、低気圧が関係しているそうです。
また、気圧と関係なく梅雨の季節になると体調を崩し、暑さや寒さよりも湿度に弱いタイプの人がいます。
漢方では、その体質を「水滞」とよびます。
水滞とは、身体の水分がうまく体内を流れずに、滞っている状態です。
滞った部位では、トラブルが起きます。頭部ならめまい、耳鳴り。腕やの浮腫、関節の痛みやしびれなど。また、胃腸は湿気が嫌いなので下痢や消化不良を起こしやすくなります。
必然と湿気のある季節が苦手になるのです。

水滞の原因の一つにストレスがあります。
ゆっくりお風呂に入ってじんわり汗をかくのは健康的なストレス解消法ですね。
体内の停滞した水を巡らして、きれいな水に取り換えるためには、温かいハーブティーを数回に分けて飲むのも良い方法です。

利尿作用のあるハーブはたくさんありますが、おすすめの一つに「スギナ」があります。

農作業をする人からは嫌われ者のスギナ。
ありふれた雑草として道端に君臨しているスギナ。
困るほどのスギナパワーがなせる業だと言えます。
スギナは、抜群の利尿作用を持ち、ミネラル豊富で、美容と健康に良いハーブです。
味は、ほんのり甘味があって優しい美味しさです。
また飲むだけでなくチンキやインフィーズドオイルにして髪や肌に使ってみてください。

スギナにはケイ素が含まれているので、そこでも役にたつでしょう。
新鮮なスギナを見つけたら、天ぷらもお薦めです。
サクサクしたクセのない味は、これがあのスギナ?と感動しますよ。

梅雨の時期に体調を崩し気味の人は、身体の水の巡りが滞っていないか、見直してみてくださいね。
そして、利尿効果のあるハーブや食べ物でジメジメ気分を乗り切りましょう。

参考までに、利尿(利水)効果のある食べ物も紹介しておきます。
< はとむぎ トウモロコシのひげ とんぶり 蓮の葉 黒豆 金針菜など >

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『リンデンの思い出』 2021年5月18日(水)


例年より早い梅雨入り宣言がされています。
桜の開花が早かったように、他の植物たちも次々と例年より早く花を咲かせてますね。
花のハーブティーと言えば、ローズ、カレンデュラ、エルダーフラワー、ブルーマロウなど、
香り成分だけでなく可愛い色が気分を上げてくれるので、ブレンドティーを作る際のアクセントにぜひ用意しておきたいハーブですね。

今回ご紹介するハーブは「リンデン」です。
10~30メートルにもなる大きな樹木ですが、反対に花は可憐で小さくて、うっかり見落としてしまいそうなくらいです。使用部位は花と葉ですが、良質の物は花の割合が多いようで香りが甘くトロリとしています。比べてみてくださいね。
リンデンの花の香りの特徴は、優しい甘さのファルネソールです。その香りは精油で購入することもできます。花には蜜も多く、ミツバチがたくさん樹の周りに飛んでいるのでリンデンを探す目安にもなります。リンデンの蜂蜜があったら、どんなに贅沢な蜂蜜でしょうね。
6月末から7月初めにパッと咲いてしまうため、花に巡り合うタイミングが難しいのですが、一度だけミツバチ達に誘導されて花盛りに遭遇しました。
大きい樹の下に立っていると甘い香りに包まれ、頭の上ではミツバチの羽音が響いている状況でした。その日からリンデンとミツバチは思い出の中でいつも一緒にいます。

リンデンの優しい味と風味は、ブレンドする際に相手を選びません。
むしろ、もう一種類加えたいという時に、ぜひ試してください。飲みやすい味にしてくれるはずです。
優しく心を解きほぐしてくれるリンデンのお茶は、お客様へのおもてなしや就寝前にも
お薦めですよ。

リンデンフラワーティー
https://www.venurse.net/category/item/herb-list/linden