
もぎたてのトウモロコシをいただきました。
皮を剥いていると、ふと真っ青な夏空と見渡す限りのトウモロコシ畑の景色が蘇りました。
トウモロコシの木は大人の身長を超える大きさがあります。
その大きな木が一面に植わったトウモロコシ畑は、それはもう圧巻です。
葉は緑が深く、高原の涼風が吹くとザワザワと擦れる音が美しくも怖くもあり、畑の中に足を踏み入れるとトウモロコシの木に取り囲まれ、異世界に誘い込まれるような体験をしたことがありました。
夏の暑い日でしたが、その時だけは汗が止まるような体感でした。
トウモロコシのヒゲは生薬になり「南蛮毛(ナンバンモウ)」と呼ばれ、お茶にするのが一般的です。
せっかくなので、ドライにする前にフレッシュな南蛮毛茶を淹れました。
採りたての南蛮毛は、キラキラと金色に輝き、お茶は透明感があり美しい色です。
ほのかな甘みとトウモロコシの香りのお茶は日本人には馴染みのある味でしょう。
刻んでスープや天ぷらなどに調理しても美味しく、食感や香りの違いが楽しめます。
南蛮毛の特徴は「利水作用」です。
夏野菜の特徴ですね。
利水作用というと利尿作用とは少し違い、利尿+利用と捉えると理解しやすいです。
余分な水分を出すだけでなく、必要とするところには届けるイメージです。
夏の不調には冷房の冷えや下肢のむくみがありますが、それには身体を温めるシナモンや、香りの相性が良くお腹に優しいジャーマンカモミールをブレンドするのはいかがでしょう。
レモンバームやベルベーヌなどレモンの香りのハーブをブレンドすればリフレッシュにも役立ちます。
水と血の巡りが悪くなると冷え、更には滞り、むくみが起こります。
滞りの原因の一つにストレスがありますが、ストレス解消には良い香りが役立ちます。
夏は香りの良いフルーツがたくさん出回ります。
ドライフルーツやフルーツシロップ、時には果実酒と合わせてみるのも美味しく、ストレス解消や体内を潤すことで巡りが良くなります。
また、ほとんどの夏野菜は利水の役目があるのですが、摂りすぎは冷えますから気をつけたいところです。
南蛮毛は温かいお茶や調理でいただけるので、便利な生薬です。


