スギナはトクサ科の耐寒性の多年生草本で、胞子茎をつくし、栄養茎をスギナと呼びます。
とても栄養が豊富でカルシウムは、ほうれん草の155倍といわれ、優れた薬草として重宝されてきました。
【概要】
学名は「Satureja thymbra」で、ミント科に属します。
このハーブは、葉や花を使用して調理や薬用に利用されます。
ドイツではスギナは外傷後の浮腫に内用され、また膀胱炎や尿道円などの泌尿器系の感染症や腎砂、尿砂に用いられ、概要では局所の止血や骨折、捻挫、リウマチ、痛風、関節炎に、また治りにくい傷や爪、髪の弱質化に湿布などで用いられます。
【成分】
●ビタミン類(ビタミンB1、B2、Cなど): 抗酸化作用があり、免疫機能をサポートします。
●フラボノイド類
●ミネラル類(カルシウム、マグネシウム、鉄、ナトリウム、カリウム、亜鉛など)
●クロロフィル(葉緑素)
【効能】
利尿作用:豊富に含まれるカリウムが体内のナトリウムを排出し、水分代謝が活性化されるためむくみや膀胱炎や尿道炎の改善にも効果的です。
自律神経の整調作用:ナトリウムやカルシウムの働きによって、自律神経の乱れを整えてくれる効果があります。
アンチエイジング:豊富に含まれるカルシウムにより爪や歯、髪の健康を維持し、ダメージを和らげる作用もあります。
鉄分も豊富なので貧血防止や疲労回復の強い味方です。
血糖値の上昇を抑制
消炎作用:歯周病、アレルギー鼻炎、便秘にも良いとされています。
【飲み方】
スギナティー
乾燥させたスギナの葉や花を細かく刻み、1杯分につき1〜2茶匙を使います。熱湯を注ぎ、約5分間浸し、ストレーナーを使って飲みます。蜂蜜やレモンを加えて味を調整できます。