セージ(学名: Salvia officinalis)は、ミント科(Lamiaceae)に属する常緑植物で、灰色から緑の葉を持つことが一般的です。
セージは地中海地域を中心に原産地を持ち、古代から薬草や調味料として使用されてきました。
その強い香りと風味は、料理において特に肉料理やスープに用いられます。
【概要】
セージはローズマリーに次ぐ高酸化力を持ち、記憶力や感覚を向上する目的でも用いられてきました。
更年期の女性にもホットフラッシュや寝汗の緩和の目的で、また高齢者には全身的なトニック効果や失禁の防止などの目的で用いられます。
さらに収れん作用とあいまって、歯肉炎や口内炎などの口腔粘膜の炎症や風邪による喉のはれや痛みにハーブティーやマウスウォッシュとして用いられます。
【成分】
●精油(ツヨン、シネオール、ボルネオール、カンファーなど)
●テルペン類(α-ヒュウクリサン、カンフェル、カルネオールなど)
●フラボノイド(ケルセチン、アポゲニンなど)
●タンニン
●ビタミン(特にビタミンK)
●ミネラル(カルシウム、マグネシウム)
●フェノール酸
【効能】
消化促進: セージの香りや風味は食欲を刺激し、消化を助けます。
抗酸化作用: フラボノイドやテルペン類により、細胞を酸化から守り、免疫システムを強化します。
抗炎症作用: 口内炎など口腔粘膜の炎症、風邪による喉の腫れや痛みにも用いられます。
認知機能のサポート: セージには認知機能を向上させる助けになる可能性がある成分も含まれています。
更年期緩和:ホットフラッシュや寝汗の緩和の目的で用いられます。
【飲み方】
ハーブティ
セージの葉を乾燥させ、お湯でお茶を作ることができます。
風邪やのどの痛みを和らげるために飲むことができます。
一日3~4杯を目安に毎日習慣にしてお飲みいただくと効果を実感しやすいです。
調味料
料理においてセージは風味付けとして使われます。
特に鶏肉や豚肉との相性が良いです。
エッセンシャルオイル
セージのエッセンシャルオイルはアロマセラピーやマッサージに使用され、リラクゼーション効果があります。