セントジョーンズワート(St john’s wort)

セントジョーンズワート(St. John’s Wort)は、抗うつ作用があるとされるハーブで、一般的に気分を改善し、軽度のうつ病症状を和らげるために使用されます。

概要

セントジョーンズワートは、ヒペリカム・パーフォラトゥム(Hypericum perforatum)としても知られ、ヨーロッパを原産とする多年生の植物です。鮮やかな黄色の花を持ち、葉や花の部分から抽出されたエキスが主に利用されます。

成分

ヒペリシン(Hypericin):抗うつ作用と関連付けられる化合物。
ヒペリシン酸(Hyperforin):セントジョーンズワートの主要な成分で、抗うつ効果に寄与すると考えられています。
フラボノイド:抗酸化作用を持つ成分で、全身の健康に寄与します。

効能

抗うつ作用:セントジョーンズワートは、軽度から中等度のうつ病症状を和らげる助けになることがあります。

不安症状の軽減:不安や神経過敏症状の軽減にも使用されます。

神経痛の緩和:神経痛や緊張性頭痛の症状を軽減する可能性があります。

飲み方】

乾燥葉のティー
乾燥させた葉を使ってハーブティーを作ることができます。約1〜2茶匙の乾燥葉を約240mlのお湯に浸し、約10分間蒸らしてから飲みます。日に2〜3回まで摂取できます。

エキス
セントジョーンズワートのエキスをカプセルまたは液体形式で利用できます。製品のラベルに記載された指示に従って摂取してください。通常は1日に2回から3回摂取します。

オイル
セントジョーンズワートオイルは、皮膚の問題や炎症を緩和するために外用で使用されます。必要な場所に塗布してください。